1994年、ピーターとテリ・ロブソンがオレンジのグリフィンロードで土地を購入した時にロス・ヒル・ワインズの物語は始まった。当時、オレンジには他にもいくつかのブドウ畑があり、もう1つ植え付けをするという事は大した問題ではなかった。
12年後、その息子であるジェームスと妻のクリッシーは、新しい家族と家業を手伝うためにオレンジに移り住住む事となる。そしてジェームスとクリッシーは、ワイン醸造所の経営を引き継いだがピーターとテリは今でも一緒にワイン造りに励んでいる。
一生懸命、情熱、献身性はロス・ヒルの重要テーマであり続けており、最終的なゴールは最高の品質とエレガントな洗練された冷涼気候のワインを生み出す事である。ロス・ヒル・ワインズは、2014年以来、ジェームス・ハリデー・ワイン・コンパニオンから格別の評価である5レッド・スターズを受けている。
また、ロス・ヒル・ワインズは、シドニーが誇るオーストラリア最高のレストランの一つでもある、シドニー・ローズベイのカタリナ(Catalina)やFratelli Freshなどでも取り扱われているのだ。ロス・ヒルのワインは大きなスーパーマーケットやチェーン店の酒販店では見つける事ができないが、地元のお気に入りのパブや個人経営の酒販店では出会う事ができるはずだ。
鮮やかな麦藁色で洗練された優雅な色調。柑橘類のテクスチャーとドライハーブの繊細でかつ
、骨格を持った酸味が特徴。自然酵母が舌触りを滑らかにするとともに、幾重にもミネラル感
を感じることができる。シンプルでありながらも最良の方法でオレンジ・ソーヴィニヨン・ブ
ランを表現している。
20年前にブドウ畑グリフィンロードで生まれたブドウ品種であるシャルドネ「ピナクル」は、
最高品質のブドウ品種であり、私たちの関心を惹き付けてやまない。明るい黄色の色調で、私
たちのすべての白ワインと同様に自然酵母での発酵により安定してと均整の取れた色合い。樽
発酵によって生まれるカラメルが優雅に香り、ブルゴーニュの偉大なシャルドネと共通の特徴
がある。高地の冷たい気候で育った果実は、優雅さと力強さを併せ持っている。
上品な味わいででミディアムボディのワイン。淡い深紅色。魅惑的なトリュフと複雑なアロマ
が香る。熟成された味わいは奥深い複雑なスパイスと固有の酸味によって生まれる。新鮮で、
尚且つ絹のように繊細。このワインはブルゴーニュのタンニンを思わせる。時間をかけること
によってより一層、味に深みがでる。
ミディアムボディではあるものの、驚くほど均整が取れた味わいで、統一感があり、この時代
にあったワイン。 オークは感じられるが、全体との絶妙なバランスを取っている。 このワイ
ンの鍵となるのは品質の高いブドウ園から選び抜かれたブドウのみが使われていることだ。 ま
た、ブドウ品種は伝統的な暖かい地域で作られる豪州シラーズよりも優れており、フードフレ
ンドリーなワイン。