ポルテ家にとって、ワイン造りとは言わば代々受け継がれてきた伝統と言っても過言ではありません。

現在、10代目のワインメーカー、ベン・ポルテ(Ben Portet)氏がワインメイキングの中心となり、この伝統を尊重、現場を理解し、より洗練されたワインを造り続けています。

29歳のベンはフランス語が堪能であり、アデレード大学(Adelaide University)の醸造学学位を取得後、国内外で多くの経験を得て来ました。 彼はオーストラリア・アデレードヒルズの「ペタルマワイナリー」のブライアン・クローザー(Brian Croser)氏とコン・モショー(Con Moshos)氏のもとで学び、大学在学中に4つのヴィンテージを完成させました。さらにボルドー(Bordeaux)を始めワインメイキングでよく知られた地域、さらには9代目の父ドミニク・ポルテ(Dominique Portet)の旧友でもあるフリップ・ブラン(Philippe Blanc)氏と共にシャトー・ベイシュヴェル(Château Beychevelle)で経験を積んでいきました。その後フランスにてルイ・ロデレール(Louis Roederer)のもとでシャンパンのすべてを学んだ後、エル・ミシェルのシラーを専門とするローヌバレー(Rhône Valley)に移りました。

フランスでの経験を経てベンはさらに渡米し、ナパバレー(Napa Valley)にあるヴィンヤード29(Vineyard 29)で、技術的な観点からワイン造りへの知識を鍛え上げました。ベンは「私は片足は伝統技術を守り、別の足は科学でワイン造りにチャレンジしている」と説明しました。 彼の叔父であるバーナードが良き指導者となり、彼の未知へのチャレンジは続いたのです。

ベンは、ドミニク・ポルテワイナリーがオーストラリアの土地に深く根付いていく使命をしっかり受け継ぎながらも、ポルテ家先祖から受け継いだワインをさらに進化させた新たなワインを次世代へと繋いでゆくことでしょう。

ドミニク・ポルテワイナリーのラベルのデザインには、ドミニクの特別な想いが託されています。ラベルの紋章は、ムーア様式の装飾の特徴であるひと続きの幾何学文様で表現されたアラベスクの形をしています。この紋章を通して、代々続く家系の繁栄・家族の絆・国境を超える大陸間の緊密な絆を象徴しています。

このデザインは、有名なギリシャの宝石商イリアス・ララノウ二ス(Ilias Lalaounis)氏によるものです。当時学生だったドミニクの妻ジュリアがララノウ二ス家にてベビーシッターとして働いた際にララノウ二ス氏がジュリアにお礼として贈ったイヤリングのデザインが、現在のドミニク・ポルテワイナリーの紋章となったのです。世界中で個展を開く大物デザイナーララノウ二ス氏は、ドミニクに特別ラベルのデザインとして使用することを許可したのでした。

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