海抜1030mを超えるボロデルは、死火山であるカノボラス山の美しい斜面に広がっており、オーストラリアで最も高所に位置するワイン畑のひとつである。死火山の肥沃な玄武岩土がワイン造りに重要な役割を果たしているのだ。

高山では季節ごとの温暖差が激しく、寒冷品種の栽培には最適な環境といえるだろう。

我々の寒冷品種には、ピノ・ノワール、ゲヴュルツトラミネール、ソーヴィニオン・ブラン、シャルドネ、さらに1100mで栽培される珍しいカベルネ・ソーヴィニオンが含まれる。

またボロデルでは敷地内に6000本の桜の木があり、桜のリキュールやポートワインも生産している。

冬季には、2003年に植樹された500本のカシの木からブラックペリゴールトリュフが収穫される。毎年7月末頃には「タキシードと長靴で参加するトリュフディナー」が開催されるのだ。このイベントではまず泥や凍結した地面で犬によるトリュフ狩りが行われ、その後黒トリュフを堪能する5コースのディナーが振舞われる。

またボロデルには、代々受け継がれてきた約180種の林檎とさらに250種を超えるプラムも栽培されている。オーナー兼栽培者であるボリー・ガーテルにもしこれらの歴史を聞く機会があれば、面白い話が3個も4個も聞けるだろう。

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日本国内の入手先

Borrodell Pinot Meunier 2014

赤色チェリーと白色チェリーの香り高さを究極に引き出したほのかに色づくチェリー・ワインである。森林の中にいるかのような大地の香りと、後にオークと絹のようななめらかなテクスチャーを感じられる。

Borrodell Gewürztraminer 2015

ムスク、ローズウォーターのかすかな香り。グアバの香りに続いて来るライムのエレガントなフレーバーと、鮮やかでバランスのとれたのど越し。

Borrodell Chardonnay 2014

新しいフランス産のオークで3ヶ月間寝かせ、ハチミツ酒、メロン、つややかなイチジク、上質なヒマラヤスギ、そしてプラムの香り、コクの深いタフィーアップルの香りが包み込む。

Borrodell Sauvignon Blanc 2016

リンゴとパッションフルーツの香りが印象的で鮮やかな味わい。ライムの香り、グレープフルーツ、オレンジの花のテクスチャーを持つ。