サム・バケータの「ワインのアルファベット」

サム・バケータ
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アルファ・ボックス&ダイス
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2018-09-20

2016年1月から、サム・バケータ(Sam Berketa 29歳)がアルファ・ボックス&ダイスの醸造責任者になった。サムは、2014年にアデレード大学にて化学の学士号 (ブドウ栽培と植物学) を取得し、それに加えて南オーストラリア州のマクラーレンベール (Mclaren Vale) 、ビクトリア州のヤラバレー (Yarra Valley) 、モーニントン半島 (Mornington Peninsura) 、ドイツのラインへッセン (Rheinhessen) 、イタリアのバローロ (Barolo) などのワイン産地での経験も持つワイン醸造家である。

アルファ・ボックス&ダイスはアルファベットの各文字を表す「ワインのアルファベット」というユニークなテーマを持ってワインを造っている。このコンセプトは、さまざまな品種やワイン造りに色々な経験を加えることができるため、サムのワイン造りの哲学によく合っているのだ。アルファボックス&ダイスでは、実験的な試みや今までのワイン醸造の基本を曲げることはとても革新的な事として奨励されている。そして、他の多くのワイナリーと比較して、オルタネイティブ品種 (Alternative Varieties) の開発や人為的介入を最小限に抑えた (Minimal Intervention) ワイン醸造を積極的に行なっているのだ。アルファボックス&ダイスの特徴は南オーストラリア州全域で栽培される地中海系品種のワインで、ドルチェット、バルベーラ、グルナッシュから造られている。

サムは、健全な果実を作る事、ワイン好きの人の楽しみを一番の優先事項とし、総体的なローファイ (Lo-fi) 技術を用いたワイン醸造過程を信じているのだ。サムはアルファ・ボックス&ダイスの、環境への尊敬、少量生産、最小限の介入、ビーガンフレンドリーのワインという、ワイン造りの伝統を継承しているのである。そしてサムは、すべてのアルファ・ボックス&ダイスのワインは彼らが選んだフルーツの最高の表現であることを保証している。もし、ワインの出来がよくなければボトルに入れる事はないという事である。このため、アルファボックス&ダイスは、細部にまでこだわる質の高いワイン醸造家として知られるようになったのである。

サムはまた、視覚芸術にもとても熱心である。彼は現在の創造的なワイン造りを始めるまでの途中に視覚芸術を学ぶために一度、薬物分子設計学 (Molecular and Drug Design) の学位を延期したほどである。各レーベルはブレンドの特性に基づいて個別に設計されているため、サムの自由で柔軟な創造性は彼の独自の方法でその技を完璧なものとするのである。

アルファ・ボックス&ダイスは世界中のアーティストと協力して、サムの作ったワインの物語を元にワインのラベルをデザインしている。その物語は、ワインの原料となったぶどう畑、ワイン醸造方法、使用された品種の歴史、または彼らがワインを造っているときにチームに影響を与えたものなどに関わる内容となっている。デザインは主にアーティストに任されているがラベルにはアートワークのどこかにワインの文字が含まれていなければならないのである。

アルファボックス&ダイスは、これまで短期間の保護のの下で、ワイン造りの実績と評判を向上させ、地元、国内および海外で販売を拡大してきた。現在では世界の20カ国を超える地域で取り扱われている。そして、サムとアルファ・ボックス&ダイスチームは、『世界で最も偉大なワインのアルファベット』を完成させ、南オーストラリア州から出てくる世界的なワイン造りとその品種の拡大に胸を踊らせているのである。

アルファ・ボックス&ダイス

8 Olivers Rd, McLaren Vale SA 5171