私たちの哲学「良いを経ずして偉大にはなれない」

ブルース・ティレル
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ティレルズ
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2018-09-17

私の曾祖父は1858年にポコルビンに到着し、320エーカーを譲渡された。 これは、私たちの会社が160年以上に渡って、ハンターバレーに限らず、オーストラリアのワイン業界において得た不動の地位の始まりである。彼がイングランドへの渡航の経験を踏まえ定めたティレルズの企業理念は、「良いを経ずして偉大にはなれない」である。この言い回しは、これまでのティレルズの活躍の源になるものであり、これからもそうありつづけるであろう。

過去60年間は、成長と革新の時代であった。 私たちはハンター・バレーの壮大なブドウ園の土地を購入したり、借りたりした。また、シャルドネとピノ・ノワールを現代のオーストラリアのワイン産業に紹介したりもした。さらに、運が良いことに、世界で最もユニークなワインのひとつである「ハンターセミヨン」との共同企画もした。 ハンターセミヨンは私の世代が最も執着していた素晴らしいワインであった。そして今、このワインの偉大さとユニークな品質が国際的に受け入れられているのを見ると、嬉しい気持ちでいっぱいである。

私は1974年に正社員として会社に入社したとき、ティレルズはただの小売ワイナリーであり、収入の95%がセラードアでのものだった。輸出販売に関しては、アメリカ、イギリス、スウェーデンにそれぞれ1回ずつ、計3回の販売をしたのが全てである。今日に至っては、私たちはハンター・バレーとヒースコートにブドウ園を持つ中規模のファミリー・ビジネスといえるであろう。当時三件しかなかった輸出販売は、今現在世界50カ国以上の輸出件数までに増えた。

過去20年間の2つの大きな進展は、ビクトリア州のヒースコートでのブドウ園の土地の選定であった。私たちが選定した土地は、オーストラリアの中でも最良の土地の最前線といえるほど質が高いものだと思う。過去4年間で、私たちは100年以上も前に使われていた7つのブドウ園の区画を見つけ出した。品質が十分に良かった時には、それらを生産して立派なワインとして売り出していた。これらは世界で最も希少なブドウ畑の一つである。

現在の世代の願いとしては、この家族経営のスタイルが少なくとも150年以上続いていってほしいというものだ。家族経営でなかったとしたら、おそらく将来へ向けての長期的なビジョンや、質や改革にむけての長期的な努力が失われることだろう。

ティレルズ

1838 Broke Road, Pokolbin, NSW, 2320, Australia