もし私がブドウなら、たぶんプティ・メリエを選ぶ

リベカ・リチャードソン
リベカ・リチャードソン
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アーバイン・ワインズ
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2019-03-06

「もし私がブドウなら、たぶんプティ・メリエを選ぶ。少し風変わりで、とても希少。そして実がなるまで長い時間がかかる。」 - アーバイン・ワインズ(Irvine Wines)のワイン醸造責任者リベカ・リチャードソン(Rebekah Richardson)は語る。

14歳の時にリベカは、フランスの大手シャンパーニュメゾン、シャンパーニュ・テタンジェ(Champagne Taittinger)の地下洞窟を訪れた。それを機に彼女は業界に身を置くことを望み、長い歴史の1ページに加わることを決心する。それ以来彼女は一度だって後ろを振り返ったことはない。

チャールズスタート大学(Charles Sturt University)ワイン醸造学科で応用科学の学士号を取得した後に、彼女はウィラ・ウィラ(Wirra Wirra)とドメイン・シャンドン(Domaine Chandon)で働く。その後は7年間、カリフォルニアで活動した。カリフォルニアを代表する醸造所E&J・ガロ・ワイナリー(E&J Gallo Winery)とソノマ群のコーベル・ワイナリー(Korbel Winery)での経験を経て、彼女は醸造家として腕に磨きがかかった。二つの醸造所で、彼女は新しくて革新的なワイン品種とそのスタイルを表現したワイン造りに尽力した。

「旅は平等に与えられる。その言葉は私にワイン醸造だけでなく消費者の動向にも着目し、世界の流れを理解すること。また、それと同時に多くのことを学ぶための広い視野を与えてくれた。またこの言葉は私に、ワインを造るための〈正しい〉方法などないことを気づかせた。醸造家は広い視野を持ってして、ワイン醸造へのアプローチを柔軟に行う必要がある。また、あなたが自分の信念に忠実であり続けるなら、ワインはいつも共鳴してくれる。」とリベカは語る。

リベカは経営学の修士号を取得した後に豪州に帰国。その後は2006年にペルノ・リカール(Pernod Ricard)の醸造チームに迎え入れられ、白/スパークリング/ロゼのポートフォリオを管理する役割を担った。この間にも彼女はジェイコブス・クリーク(Jacob’s Creek)を国際的に広める役割を担い、幅広いレンジの革新的な製品造りに携わった。2016年の半ば、彼女の業界でのキャリアは22年を迎えた。ジェイコブス・クリークでも10年以上の歳月を過ごす。それは同時に彼女にとって自分を見つめ直す時期でもあった。そしてリベカは5ヶ月の休暇をとることを決める。それは彼女にとって多くのことを考え、また自分が今まで行っていたことが本当に一番やりたかったことなのか確かめる機会となった。

「そんな時、私はアーバインワインのオーナーと何気なく会話を交わす機会があった。私たち二人はブランドの目指すべきところと仕事への情熱の二点で、非常によく似た哲学を持っていた。 それは私たちが所有する上質なブドウ畑を用いて、バロッサ(Barossa)地方の見え方を180度変え、スタイリッシュでエレガントなワインを造ることに繋がった。また、オーナーも私自身も、自分たちが造るワインが消費者が求めていたものであるかということを確かめるためにリスクを冒すことを恐れていない。」

リベカが指揮するアーバイン醸造チームに、洗練された上質なワインを造ることへの情熱に溢れる。それはワイン醸造の限界を押し上げ、人々にとって本当に忘れられないワインを生み出すことに繋がる。彼女の丹念な醸造の過程ではアーバインの伝統的な品質管理、職人技が光る。彼女の革新的な活動が、飲むことで喜びに溢れる優雅なワイン造りを可能にする。

「私たちのワインを愛する人々は彼らが思い出せる限り、高品質なワインで溢れているはずだ。ワインについての知識と理解に自信を持っている彼らは、革新を待ち侘び、新しいスタイルや味、品種を心待ちにしている。アーバインの目的は伝統を重んじること。私たちのワインは、ワインを飲む多くの人々にとって新しい概念になるものもがなくてはならない。そして彼らがその新たな冒険の旅に出掛けることを私たちは確信している。」

アーバイン

63 Valley Rd, アンガストン, 南オーストラリア州,オーストラリア